7月場所も休場宣言 横綱稀勢の里を追い詰めた“先代の呪縛”

公開日: 更新日:

「まだ(自分の)相撲が戻っていない。来場所、すべてを懸けて頑張っていきたい」

 5日、横綱稀勢の里(32)が7月場所(8日初日)の休場宣言をした。

 これで8場所連続休場となり、年6場所制となった1958年以降では、貴乃花(現親方)の7場所を抜き、歴代最長の不名誉記録を更新した。

 稀勢の里はかねて「次に出る場所で進退を懸ける」と話していた。それがとうとう、自らタイムリミットを口にしたのだから、もう後には引けない。

 いわば背水の陣さながらだが、勝算がないわけでもなさそうだ。去る2日に白鵬と1年ぶりに三番稽古を行った際、「目が覚めたような感じ」と話していた。すると、2日連続で出稽古と、“出無精”の稀勢の里にしては珍しく精力的だった。

 しかし、土壇場でようやく何かを掴んだとしてもあまりに遅すぎる。

 ある親方は「先代師匠(元横綱隆の里)の存在が大きすぎた」と、ため息交じりにこう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末