森保監督にA代表専任案 “東京五輪監督浮上”手倉森氏の不安
ロシアW杯を視察していた日本サッカー協会の関塚隆技術委員長(57)が13日、帰国した。
退任の決まっている西野朗監督(63)の後任は、東京五輪を戦う現U―21日本代表の森保一監督(49)が濃厚となっている。当初は兼任が有力だったが、かねて「負担が大きい」との声もあり、ここにきてA代表専任案が浮上。そうなれば、東京五輪監督が空位になり、早急に後任を決定する必要がある。
浮上しているのは、西野ジャパンでコーチ、リオ五輪で代表監督を務めた手倉森誠氏(50)だ。
「森保監督がA代表に専念するなら、五輪監督はリオを経験している手倉森氏以外はいない、という声が一部にあるのは事実です。人柄が良く、選手のやる気を引き出す“モチベーター”として一定の評価はある。リオ五輪の最終戦直後にロッカールームで涙を流しながら訓示した時は、選手も胸を打たれた。ただ、コーチタイプで監督としての評価は高くありません。リオ五輪は1勝1敗1分けで1次リーグ敗退。戦術も練習内容も時代遅れで、Jリーグの各クラブからは敬遠されています」(日本協会関係者)