評論家が苦言 御嶽海初Vは「大相撲のレベル下がった証拠」

公開日: 更新日:

「今場所はひどかったですね。あまりに中身がない。お客さんも『カネ返せ!』と言った方がいいくらいですよ」

 評論家の中澤潔氏が嘆くのも無理はない。

 22日、関脇御嶽海(25)の初優勝で幕を閉じた大相撲7月場所。初めて賜杯を抱いた御嶽海は、

「賜杯は重い? そうですね、稽古不足です」

 と、自虐ジョークを飛ばし、「メチャクチャ最高なんスけど、こんな大人数の前でしゃべったことないので……。帰ってから、記憶がないと思います」と、慣れないインタビューに緊張しっぱなしだった。

 そんな初々しい姿に、満員御礼の場内からは笑いと拍手。先場所は9勝6敗、今場所は13勝2敗と関脇で結果を残し、来場所は「三役で3場所33勝以上」が基準とされる大関とりが確実だ。

 長野県出身力士としては、江戸時代の伝説的大関「雷電」以来、208年ぶりの優勝。名門出羽海部屋としても、優勝力士を輩出するのは1980年の三重ノ海以来だ。さらに大卒力士としては2001年の琴光喜以来と記録のオンパレード。マスコミも「ニュースターの誕生!」と大騒ぎだが、本当に御嶽海の初Vは喜ばしいのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が