春のセンバツ出場を逃した学校に夏躍進の可能性がある根拠

公開日: 更新日:

 甲子園に何年も続けて出場したり、春夏と連続で出てきたりする学校は、それなりに力を持っている。

 選手も監督も経験値が高く、甲子園の雰囲気にのまれることもない。勝って当然と言えば当然だが、「昨秋、各都道府県や地区の代表としてセンバツのかかった大会に駒を進めながら敗退、翌年のセンバツ出場を逃した学校もかなり実力があるとみていい」と、西日本のある強豪校の監督がこう続ける。

「センバツを逃した悔しさがバネになるケースが多いのです。都道府県大会で上位に食い込むくらいだからもともと力はあるうえ、センバツに出られなかった分、早い段階から目標を夏一本に絞ったチームづくりができますからね」

 例えば昨夏の甲子園で初優勝した花咲徳栄(埼玉)は前年秋の県大会2位で関東大会へ行ったものの、初戦で慶応にコールド負け。昨夏の甲子園で8強入りした明豊(大分)は県大会を制して九州大会に進出するも、初戦で東海大福岡に延長戦の末に惜敗している。ともにセンバツ出場は逃したが、夏一本に絞ったチームづくりが奏功した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド