敏腕として知られる菊池の代理人スコット・ボラス氏は「左というだけで価値がある。多くのメジャーの左腕と比べても球速は上回る」と、自信たっぷりに話している。複数の米メディアは、菊池の契約を06年にレッドソックスに移籍した松坂大輔(現中日)の6年61億円を上回る「7年69億円」と予想。しかし、これは金満球団が菊池取りに参戦するのを前提に算出された金額だ。両球団が菊池獲得を見送れば、マネーゲームには発展せず、菊池の値段は高騰するどころか、米メディアの予想をはるかに下回ることにもなりかねない。
タフネゴシエーターのボラス氏は果たしてどんな手を打つだろうか。