日ハム吉田輝星が初告白 プロ入り決断へ揺れた胸中と決断
「(笑顔で)結構、記事は見てました。すごく気になっていました」
――その一方で、両親や恩師は大学進学を勧めていた。
「『大学に行って力をつけてからの方が、より完全な形でプロの世界に行ける』という話も出たのですが、それを聞いて思ったのは、僕は大学進学なら東北地区で野球をやることになる。そうなると明治神宮大会に出ない限り、(好選手が多い)近畿勢とは戦えない。秋田県内でやったときみたいに、『自分が一番』っていう考えに少しでもなってしまったときに、そこで成長は止まってしまうかもしれない。プロ野球の世界は、自分よりすごいところがある人がたくさんいて、自分より下の人がいない、っていうくらいの環境だと思う。同じ4年間を過ごすなら、自分がしっかりやりさえすれば、プロへ挑戦した方が成長の幅が広がるのかな、と思いました」
――大学へ行くことへの不安は、少なからずあった?
「まあ……一番になるとかではなくても、有名になるというか、騒がれるようになってくると、すぐ油断してしまうかなというのはありました」