進退問題への発展必至 JOC竹田会長の“後任”に浮上する面々

公開日: 更新日:

 東京五輪招致を巡る不正疑惑が再浮上したJOC(日本オリンピック委員会)竹田恒和会長(71)が15日午前、東京都内で記者会見を開き、贈賄疑惑を否定した。「支払ったのはコンサルタント料だった」などと改めて主張、「フランス当局の捜査に協力することで、潔白を証明したい」と締めくくった。会見時間は10分足らずで、フランス当局の調査中という理由で、質問は受け付けなかった。

 3年前から報じられてきたこの汚職容疑。捜査結果によっては進退問題に発展するのは必至だ。現在、JOC副会長は平岡英介(70=兼専務理事)、橋本聖子(54=日本スケート連盟会長)、斎藤泰雄(71=元フランス国駐箚特命全権大使)の3人。その下に田嶋幸三(61=日本サッカー協会会長)や山下泰裕(61=全日本柔道連盟会長)ら5人が常務理事を務める。竹田会長が失脚すれば、彼らが後任候補に浮上する可能性もあるが、ある五輪関係者は「JOC内に最適な後継者はいません」と言ってこう続ける。

「副会長職3人のうち、橋本氏以外は竹田会長と同世代の70代。若返りの意味でも、ロス五輪柔道金メダリストで国民栄誉賞受賞者の山下氏が良いという声は以前からあるものの彼は人が良すぎる。近年はJOCの組織が弱体化したこともあり、五輪招致や関連費用は政治抜きに語れない。JOCトップは国際感覚に優れているだけでなく、腹黒い政治家と渡りあえる野心家でなければ難しい。例えば、今は若いが、将来的にはフェンシング太田雄貴(33)のような人材が適しているのではないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”