大補強でも誤算生じ…V奪回義務の原巨人に燻る“3つの火種”

公開日: 更新日:

 権藤氏が言うように、原監督には“クック失格”の有事に備えた構想もあったろうが、それに狂いが生じている。抑え候補に挙げられていた沢村と鍬原が実戦で結果を残せず、沢村は先発転向、鍬原は二軍落ちした。実績抜群のマシソンは昨年8月に左ひざを手術したうえ、オフにバクテリアによる感染症にかかり、キャンプは全休。今月1日に来日したものの、一軍復帰は早くても6月とみられている。ベテラン上原も左ひざの手術明けで、4月に44歳になる年齢と昨年の成績(36試合で防御率3・63)を考えれば、過度な期待は本人にも酷だろう。

 29日の開幕を前にして巨人の大補強に綻びが見え始めている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド