星稜林監督に聞く ドラ1候補奥川“全試合先発完投”指令の意

公開日: 更新日:

「(球数に関して)全く気にしないわけではないですし、彼を壊したらいけないと人一倍思っています。そのためにコーチと相談しながらケガをしない体と、いわゆるきれいで無駄のないフォームをつくってきた。普段から体の変調には敏感になりますし、無理に投げさせることもない。練習試合では球数にも気を使っています。肘が痛いのに投げ続けて壊れた投手がいますが、それはあまりにも酷だと私も思う」

 ――昨秋の神宮大会、札幌大谷との決勝では奥川を先発させずに敗れた。七回からのリリーフ起用に、なぜもっと早く使わなかったのかという声もあったと聞く。結果を求められる立場でもある。

「ただ、試合中、ベンチで何度も奥川との間で状態を確認していた。『行けるか?』と尋ねると、『もうちょっとです』と言う。肩ができるまでは使えません。もともと(右腕に)軽いハリがあり、先発はできても完投はできないと見ていた。野手としてスタメン出場し、なかなかブルペンに行けないという事情も重なっていました」

 ――今回は優勝候補に挙げられる。奥川というプロ注目の逸材を壊すわけにはいかないが、初の全国制覇を実現するにはエースの負担増は避けられない。そのバランスをどう取るのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い