大船渡高・佐々木朗希はいきなり海を渡るのがベストな根拠

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 佐々木が高校からメジャー挑戦した場合、どんなに実力があっても、ルーキーリーグから徐々に段階を上がっていくことになる。マイナーの連中との競争は避けられないが、佐々木はおそらく、彼らの競争相手にはならない。マイナーの選手に足を引っ張られた程度でどうにかなるようなレベルではない。それくらい佐々木の力は飛び抜けているからだ。

■米国では首脳陣に潰されることはない

 米国は投手にプロ野球のような投げ込みはやらせない。投げ込みがないどころか、球数制限がある。トレーニングも日本以上に科学的だ。

 佐々木はフツーの県立高校の生徒と聞いた。野球学校で鍛えられているわけではないから、体力面の不安はある。スタミナも不足しているに違いない。しかし、米国は高校出の選手に無理はさせない。実力のある選手でも、1年目は環境に慣れるところからスタートする。いってみればオリエンテーションのようなものだ。

 日本のプロ野球は実力があれば、高卒選手であっても1年目から投げさせる。無理遣いがたたって、取り返しのつかない故障をする選手も中にはいる。

 が、米国は違う。実力が足りなかったり生存競争に淘汰されたり、自分から潰れてしまう選手はいても、首脳陣に潰されることはない。自分から潰れてしまう心配のない佐々木は、高校からいきなりメジャーに挑戦するのがベストだと思うのだ。

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