笠りつ子単独首位も混戦…川奈名物“強風”が勝敗の鍵を握る
【フジサンケイレディス】
今年の川奈は例年よりラフが短く、初日は早朝に雨が降り、グリーンを狙ったボールはよく止まった。川奈にしては風も穏やかだった。4アンダーで単独トップに立った笠りつ子を筆頭に、アンダーパーは25人。優勝争いは混戦が予想される。毎年現地で観戦している石井明義プロに最終日の見どころを聞いてみた。
「男子プロの会場になっていた頃から、川奈は上がり3ホールでドラマが起きる。左サイドに太平洋を望む豪快な打ちおろしの16番(480ヤード・パー5)は第1打をフェアウエーに置けばほぼバーディーが取れる。砲台グリーンの17番(172ヤード・パー3)は、穏やかな風なら6~8番アイアンで打てる。初日は右からの弱い追い風だったがグリーンでボールがよく止まった。最終日のグリーンは少し硬くなるだろうし難しい左からの逆風になると高い球は打てない。グリーン上の風は舞うこともあるから距離を合わせるのが難しい半面、腕の見せどころでもある」
打ち上げの18番(380ヤード・パー4)はどうか。