取材規制に箝口令…佐々木朗希フィーバーを大船渡高に直撃
こう言って苦笑いを浮かべるのは、報道対応の窓口となっている千葉貢副校長だ。
「今年は創立70周年、野球部が活躍すれば学校も盛り上がり、中学生たちが大船渡に入学したいと思ってくれる契機になるかもしれない。メディアの方々と良好な関係を築いていきたい気持ちもある。ただ……。私どもはプロ選手を輩出するような学校ではない。取材対応のノウハウもありません。取材時間が足りないというご意見もあると思いますし、報道に踊らされている部分もなきにしもあらずですが、生徒や一般の方に迷惑がかかれば本末転倒。こちらの想像以上のことが起きているのも事実です」
地元マスコミ関係者が引き取ってこう続ける。
「学校が周辺住民から『不審者がうろついている』との報告を受けたことがある。佐々木のことを探る記者がいたのです。佐々木の自宅に押し掛けた形跡もあったそうだ。過去には学校の受付を経ずに練習場に潜り込む一般人もいたし、先日はメジャーのスカウトとおぼしき複数の外国人が学校を尋ねてきた。規制をかけなくては手に負えないところまで来ています」