エース候補が序盤4失点…西武の打線頼みはいつまで続く?

公開日: 更新日:

「修正しきれなかった。あとボール1個分は厳しいコースに投げる練習をしないと……」

 試合後、西武先発の今井(21)が肩を落とした。

 15日のロッテ戦で先発するも、初回に安打と死球でいきなり1失点。それでも直後に4点の大量援護をもらい、後は打線の奮起に応えるだけ……のはずだった。

 二回、犠飛で1点を失うと、ヒットと四球で初回に続く満塁のピンチ。ここで清田への初球が暴投になり、走者2人がかえってあっさりと同点にされてしまった。

 今井はその後を2安打に抑えるも、6回4失点。救援が打たれ、西武は後半戦黒星スタートとなった。

 今季は先発の一員として5勝7敗、防御率4.12。高卒3年目で十分よくやっていると言いたいものの、問題は失点の仕方だ。今井は立ち上がりが悪く、序盤に失点するパターンが多い。この日も辻監督に「自滅だよ」と呆れられた、制球の悪さがその原因だ。与四球はリーグトップの48個。暴投6は同2位タイだ。

 無駄な走者を出してから、カウントを悪くして甘いコースを打たれる。あるいは逆球がストライクゾーンに入るなど、失点パターンは大体同じ。「ボール1個分は厳しいコース」という以前の問題なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 2

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 3

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  1. 6

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  2. 7

    佐々木朗希「限界説」早くも浮上…案の定離脱、解説者まで《中5日では投げさせられない》と辛辣

  3. 8

    オリオールズ菅野智之 トレードでドジャースorカブス入りに現実味…日本人投手欠く両球団が争奪戦へ

  4. 9

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  5. 10

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ