中日4連勝に若手の積極起用 松坂一軍復帰に評論家が疑問符
若さのおかげか。
10日、中日が広島に逆転勝ち。4連勝で前半戦を終え、1週間前に自力優勝が消滅したチームが息を吹き返してきた。
その源になっているのが若い力だ。9日にはドラフト4位の高卒ルーキー・石橋康太(18)をスタメンマスクに起用。先発は高卒2年目の清水達也(19)という、ドラフト制以降球団初の10代バッテリーで広島に快勝した。この日はオリックスからトレードで移籍してきたばかりの武田健吾(25)を、左翼のレギュラーを争うアルモンテやベテランの藤井をベンチに下げて抜擢した。一日限定ながら、ドラ1新人の根尾昂(19)も一軍の練習に参加させることが決定した。
4連勝してもなお借金6の5位。球宴を前に、来季以降を見据えたかのような与田監督の切り替えが、結果的に奏功している。
しかしその一方で、37歳の松坂大輔が12日にも一軍に合流することが決まったという。春季キャンプでファンに腕を掴まれ右肩を故障。ファームでの登板を続け、与田監督は「後半戦すぐにでも」と16日の復帰登板を示唆した。