著者のコラム一覧
森山高至建築エコノミスト

1級建築士。1965年生まれ。岡山県井原市出身。岡山県立井原高から早大理工学部建築学科に進学し、88年に卒業。斎藤裕建築研究所を経て、91年に株式会社アルス・ノヴァを設立し、代表に就任。04年に早大政治経済学部大学院経済学修士課程を修了した。建築家として関わった物件は1000件以上。長崎県の大村市協定強建替え基本計画策定など、公共建設物のコンサルティングに携わるほか、マンガの原作などの仕事も手掛ける。主な著書に「非常識な建築業界 『どや建築』という病」がある。

有明アリーナはコンサート利用で収入予測12億4500万円

公開日: 更新日:

●アスリート目線=23点

 メインアリーナとサブアリーナという大型と小型の空間の併設は、大会の規模や競技内容により利用者にとって最適な選択を可能にしている。大きな大会では選手や準備のバックアップ機能にもつながり、利便性は高いはずだ。

●周辺との融和性=22点

 有明地区にはすでに、有明テニスの森や有明コロシアムにスポーツセンターと、スポーツ文化施設の集合が図られており、既存施設との連携がカギになるだろう。大型商業店舗誘致にばかりこだわることなく、小規模の商業施設や健康医療施設の誘致も行い、より広く深く地域への貢献を模索すべきだろう。

■総合評価=61点

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