新弟子に陰湿イジメ 引退勧告受けた貴ノ富士の呆れた行状

公開日: 更新日:

 開いた口がふさがらないとは、まさにこのことである。

 26日に行われた相撲協会の理事会で、自主引退を促された貴ノ富士(22)の驚くべき行状が明らかになった。貴ノ富士は昨年3月場所中に付け人を殴ったことに続いて、今年8月にも同様の蛮行があったことが発覚。協会のコンプライアンス委員会の調査によれば、以下の通りだ。

 貴ノ富士は今年5月から7月にかけ、新弟子4人が言いつけられた仕事を忘れたり、失敗すると、「おまえ、障害者か」と暴言。さらに、「障害者、あっちに行け」と繰り返した。

 さらに、物覚えが悪いと判断した新弟子3人にそれぞれ、「ニワトリ」「ヒヨコ」「地鶏」とあだ名をつけ、「おいニワトリ」と呼ばれた新弟子が「はい」と答えるや、「はいじゃない。コケと言え」と迫る嫌がらせをしたという。

 暴力に関しては8月31日、付け人が自分より先に風呂に入ったことに腹を立て、額に鉄拳制裁。「先に風呂に入って、『お先ごっつぁんです』もないのか」と叱ったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド