ソフトに屈辱4連敗で巨人に“嵐のオフ” バレンティン争奪へ
緩慢な左翼の守備が度々取り沙汰されるが、今季は最下位にあえぐチームで打率・280、33本塁打、93打点の成績を残した。日本で通算288発を放っているパワーはまだ健在。狭い東京ドームなら30本塁打以上は計算できる。来季から日本人扱いとなり、外国人枠から外れる点も魅力。貧打にあえぐ阪神も興味を示しており、争奪戦が勃発しそうな雲行きである。
■阿部は二軍監督に就任へ
投手陣の補強にも着手する。今季のチーム防御率はリーグ4位の3・77。先発もリリーフもコマ不足に悩まされた。FA権を持つ楽天・美馬、ロッテ・益田、西武・十亀らの動向を注視する。
5年ぶりのリーグ優勝も吹っ飛ぶ4連敗での終戦。引退する阿部は二軍監督への就任が濃厚で、ビヤヌエバ(28)、クック(32)、ヤングマン(29)とは来季の契約を結ばない見通しと報じられた。セットアッパーのマシソンの退団も発表されている。
巨人“嵐のオフ”が幕を開ける。
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