著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

ACL準優勝もJでは14位惨敗…浦和はなぜ勝てなくなったのか

公開日: 更新日:

 むしろJでの低迷を考えれば、中国勢の実力派3チームを撃破しての決勝戦進出は見事だった。

■平均動員数で前年比マイナスに

 そんな浦和に関して気掛かりなのは、観客動員に陰りが見えていることだ。

 年間の平均動員数は2006年に4万5573人で首位に立つと、13年間連続でその王座を守っている。しかし今シーズンは3万418人と前年比1318人のマイナス。

 たとえば湘南戦(2-3)が2万3221人、松本戦(1-2)が2万7038人、C大阪戦(1-2)が2万2640人、大分戦(0-1)が1万9698人と下位チーム、地方チームが相手だと観客動員数はガタッと落ちる。しかも取りこぼしているようでは、客足が遠のくのも自然な流れなのかも知れない。

 浦和の人気低迷はメディアにも当てはまる。

「浦和の増刊号を出せば売れた時代は終わった」

 元サッカー雑誌の編集者にこう聞かされたのだ。

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