五輪目指す石川遼 今平周吾と78.34P差逆転へ厳しい道のり
可能性はゼロではない。
男子ゴルフの最新世界ランキングトップ100に日本人選手は3人。松山英樹21位、賞金王の今平周吾31位(160・29ポイント)と石川遼81位(81・95ポイント)だ。
石川が「どうしても出たい」という東京五輪は男女各60人が出場。来年6月22日時点までの五輪ランクで出場資格が決まる。世界ランク上位15人(各国最大4人まで)は自動的に出場権を得られる。
日本の場合、世界ランク上位2人の松山と今平に現在権利がある。石川が東京五輪に出場するには今平との78・34ポイント差をひっくり返さなければならない。
石川は新年、日本とアジアンツアー共催のシンガポールオープン(1月16日開幕)から参戦予定。この試合で優勝すれば24ポイントを獲得できる。
国内で試合のない2月は海外ツアーでポイントを稼ぎたいところだが、簡単ではない。6月までに国内ツアーで3勝ぐらいして(優勝16ポイント前後)、目標としている全米オープン(ウイングドフットGC=優勝100ポイント)で上位争いをし、“最終戦”で五輪切符をゲットしたいところだ。