習志野・桜井亨佑 元ロッテ福浦を超える打撃技術と長打力
昨年のセンバツ準決勝で決勝本塁打を放つなど、大舞台のここという場面での活躍が目立つ選手だ。
「ポイントゲッターとしての能力が非常に高いですね。県の地方予選でも、準々決勝よりも準決勝、準決勝よりも決勝、と勝ち進むほどいい打撃をする。連戦で疲れたり、相手投手のレベルが高くなってマークが厳しくなったりする中で、より自分の力を発揮することができる。将来的に見ても、突き抜けた能力を持っている選手の証しでしょう」
打撃に限らず、盗塁ができる脚力、前の塁を積極的に狙う走塁意欲を評価するプロのスカウトもいる。
安倍氏が続ける。
「決して、ただ打つだけの選手ではありません。高いレベルで走攻守の三拍子が揃っています。守備については、打撃を生かすために一塁を守ることが多いですが、外野手をやれるくらいの肩の強さもある。走れる魅力もありますし、ポジション的には可能性を広げられる選手だと思います」
○さくらい・こうすけ 千葉県生まれ。181センチ、74キロ。右投げ左打ち。