パは中途半端でもファイナルS開催 セへの意地かプライドか
やらない方がマシかもしれない。
セは今季のCSを中止、パはファイナルステージのみ行うことを15日、NPBが発表した。
コロナ禍の影響で日程はすし詰め状態。万が一雨天順延が続けば、120試合の消化もギリギリだ。ドーム球場が2つしかないセがCSの開催を断念したのも無理はないだろう。一方、いかにも中途半端なのはパだ。
3位チームはカヤの外、1位と2位球団のみがファイナルステージで戦う。試合数は従来の6試合制から4試合に削減。優勝球団への1勝のアドバンテージを含め、3勝した方が日本シリーズに進出する。
パ球団のあるコーチは「これでは優勝チームのアドバンテージがないに等しい」と首をひねる。
「2位チームは最初からエースをつぎ込める。通常ならエースをはじめ好投手はファーストステージで投げ、ファイナルステージには後半からしか投げられない。そのハンディが今季はない。しかも、4試合制と日程まで短縮されるとなれば、初戦を取ったチームが波に乗って連勝すれば終わりです。こうなると1勝のアドバンテージなんて、あってなきがごとしだ」