阪神・藤浪と巨人・澤村…先にトレードされるのはどっち?
それでも、信用はできないという。
阪神の藤浪(26)が今季2度目の先発となった30日のヤクルト戦で7回4失点(自責1)。守備のヘボに足を引っ張られて2敗目を喫したものの、10三振を奪って心配された四球はわずかに1という内容に、「MAX154キロを計時した直球はほとんどが150キロ超え。スライダーもキレていた。でも……」と、あるOBが続ける。
「相変わらず右打者の頭部方向に抜けるボールが出た。右打者の腰を引かせる効果はある半面、左打者には怖さがない。打たれたこの日の5安打はすべて左打者に打たれたもの。以前からの課題は残ったままだし、もともと圧倒的なピッチングをするか、制球難でボロボロになるか、投げてみないと分からない。七回に2失策と味方の拙守に足を引っ張られたのも、厳しい言い方をすればボール先行で藤浪のリズムが悪いから。自らも一塁へ悪送球したフィールディングの問題を含め、起用するベンチとしてはまだまだ厄介な投手ですよ」
巨人にも似たようなのがいる。澤村(32)だ。
こちらもドラフト1位で球界屈指の剛球を持ちながら、プロ10年目を迎えてなお深刻な制球難を抱えてベンチは使いどころに四苦八苦。リリーフでも先発でも結果が出ず、26日に二軍行きを通告されたばかりである。