右肩の負傷で棄権…いまの錦織圭に決定的に足りないのは?
錦織圭(30・世界ランク36位)が20日、出場予定だったベルギーのヨーロピアン・オープン1回戦を右肩痛で棄権した。
昨年の右肘手術から復帰しようとしていた矢先にコロナ感染が判明して全米オープンを欠場。9月のジェネラリ・オープンで約1年ぶりにツアー復帰したものの、いきなり負担の大きなクレーコートでの実戦はこたえたようだ。手術した肘をかばったのか、2回戦で敗れた全仏オープンで右肩痛に。
「まだ100%ではないのでやめることにした。炎症だとは思うが、理由が何なのかは分からない」とは本人だ。
長いブランクがある錦織にとって何より必要なのは実戦経験と、そこから生じる自信。自信がなければサーブやショットをベースラインやサイドラインギリギリに打ち込めない。少しでも多くの実戦を積む必要があるのに、それがかなわない。
コロナ感染からすっかり歯車の狂った錦織はおはらいでもしてもらった方がいい。