レイズ崖っぷち…世界一でも本拠地移転の苦しい台所事情

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 筒香嘉智(28)のレイズが、崖っぷちに追い込まれた。

 日本時間26日のワールドシリーズ第5戦は、サイ・ヤング賞左腕カーショーら計4人の投手陣相手に7安打しながら2得点。四回にはマーゴーがワールドシリーズ18年ぶりとなる本盗を試みたが失敗。奇襲も実らず、2勝3敗と王手を許した。

 同28日の第6戦はエース左腕スネルを先発に立てて巻き返しを図る。2度目のワールドシリーズで球団史上初の世界一がかかるレイズ。ワールドチャンピオンまで上りつめようが、ドジャース相手に敗退しようが、今後は本拠地移転を強いられそうだという。

 レイズは、ヤンキース、レッドソックスら、メジャーを代表する金満球団と同じア・リーグ東地区に所属しながら、1998年の球団創設以来、すでに6度のポストシーズン進出、3度の地区優勝を果たしている。若手主体でチームを編成し、年俸総額を抑えながら、一定の成績を収める運営方法は高く評価されている。メジャーでは優等生の位置付けながら、ビジネス面ではMLBのお荷物球団だ。2019年の収入は約277億円で、メジャー30球団中25位だった。

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