大坂なおみ米誌最優秀アスリート レブロン効果でSNS長者も
女子テニスの大坂なおみ(23)が日本人初の栄誉を手にした。日本時間7日、米誌スポーツ・イラストレーテッドが選ぶ年間最優秀選手5人に選出された。
同誌では今年の選考条件を「活動家のアスリート」とし、大坂が9月の全米オープン(ニューヨーク)で人種差別に反対し、黒人被害者の名前が入ったマスクを着用したことを評価。同様の活動を展開した米プロバスケットボールNBAのファイナルを制したレイカーズのレブロン・ジェームズ(35)らとともに受賞した。
大坂は昨年、約40億円を稼いで女子アスリート長者番付のトップに立った。2015年のマリア・シャラポワの約31億円を抜いて史上最高額。今回の受賞を機にSNS長者にも名を連ねる可能性もある。今回、一緒に選ばれたレブロン効果を期待できるからだ。
大坂は昨季、10年ぶりにNBAのファイナルを制したレイカーズファンを公言し、故コービー・ブライアント氏、MVPに選ばれたレブロンとも親交が深いことで知られる。米SNS分析サイトによれば、そのレブロンは本業の稼ぎ(今季年俸約40億8000万円)以外にも、SNSによる広告収入は1投稿あたり約3000万円。サッカーのC・ロナウド(ユベントス)の約9300万円、ネイマール(パリサンジェルマン)の約7300万円などに続いてアスリート部門5位に付けている。