小久保一軍ヘッドコーチ招聘にソフトバンクの強さを見た
前日本代表の小久保裕紀監督(49)が、来季から古巣ソフトバンクの一軍ヘッドコーチに就任することになった。
「僕が入って(チームの雰囲気が)ピリッとなればいい。ちょっと怖い存在でいたい。ダメなことはダメと言う」
とは、就任会見での本人の言葉である。
ベンチのナンバー2として、嫌われ役を買って出る覚悟を示したが、だからといってもちろん、理不尽なことをするような人間ではない。それは私が保証する。
2017年の第4回WBC。小久保監督から日本代表の投手コーチを仰せつかった。大会前の宮崎合宿中に開かれた決起集会。小久保監督は自ら焼酎のボトルを手に選手へお酌をして回り、率先して場を盛り上げた。店の都合上、2階に選手と首脳陣、1階にスタッフという宴会になってしまったが、小久保監督は何度もボトルを持って階下に下りて行き、裏方さんとも積極的にコミュニケーションを取った。そういう男である。
■ラーメン屋で就任要請