コロナ猛威で東京五輪ボランティア「辞退者」続出のウワサ
年始に共同通信とNHKがそれぞれ行った世論調査によると、東京五輪の「中止」「延期」を望む声はどちらも約80%に達した。多くの国民が異を唱える中、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は「不安はまったくない。準備はほとんど終わっている」と、息巻いている。
しかし、いよいよコロナの猛威が増すここにきて、その「準備」の根幹のひとつ、すでに採用済みの約8万人のボランティアの問題が浮上している。募集要項には「10日以上の活動を基本」「1日8時間程度」「宿泊先の自己手配、自己負担」とあり、参加者の負担が少なくないため、辞退者が続出しているという話があるのだ。
現時点で辞退した者はどれほどいるのか。大会組織委の広報担当者に聞くとこう言った。
「(辞退者は)いるにはいます。ですが、集計しておらず、具体的な人数は把握していません。(発表は)大会の直前になるかと思います」
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