著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

川内優輝をペースメーカーに…大阪国際女子マラソンの詭弁

公開日: 更新日:

■完走した場合の記録も公認

「今大会の全記録は『男女混合マラソン』扱いになり、ペースメークする男子選手が完走した場合は、その記録も公式に認められます」

 大阪国際女子マラソンという名の男女混合レースの出現である。日本記録は2時間19分12秒で、川内は100回目の2時間20分切りでギネス入りしたばかり。女装したり、沿道から「男だろう」と一喝されて全力で走り出したりしないか……。

 冗談はさておき、緊急事態宣言下の大阪で、こんな苦肉の策を弄してまで大会を実施する必要があるだろうか。

 東京国際女子の代表権を継いださいたま国際マラソンは昨年、代表権を返上し宙に浮いたまま。女子だけという“逆差別大会”の役割は終わっているのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」