“打高投低”続く大谷翔平 二刀流完全復帰に足りないものは
■変化球の精度が物足りない
「去年に比べれば、腕の振りは格段に良くなっているものの、微妙な制球が不安と言わざるを得ません。特に変化球はリリースポイントが安定しないため、精度に物足りなさが残ります。変化球を投げる際の肘の位置なども安定しないため、このまま開幕を迎えれば相手打者に球種を見抜かれて痛打を浴びる可能性もあります。オフの自主トレで投げ込みを行ったようですが、変化球の感覚が戻っていないのでしょう。まだ、投げ込みが足りないと思う」(Jスポーツ大リーグ中継で解説を務める評論家の三井浩二氏)
メジャーではブルペンでの球数を制限され、日本のように何百球もの投げ込みは許されない。
「球を投げられないので、シャドーピッチングや映像を確認して感覚を掴むしかありません。開幕後は実戦マウンドを通じて調子を上げていくしかないですが、結果が出なかった時にエ軍首脳陣がどこまで我慢できるか。適応力があるだけに時間はかからないと思いますが、変化球の精度が上がらなければ、投手としては開幕から目覚ましい活躍を見せるのは難しいでしょう」(三井浩二氏)
二刀流に復帰しても打高投低というのだ。