やはり呪われている東京五輪 今度は演出責任者が女性侮辱

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 東京五輪・パラリンピックをめぐる混迷。森喜朗・組織委員会前会長に続いて、またもや、である。開閉会式の演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が、「女性侮辱発言」を週刊文春にスクープされ、18日辞任した。

 問題になったのは、開閉会式に出演予定だったタレント・渡辺直美の演出として、豚をダジャレにした「オリンピッグ」というキャラクターに扮する提案をしていたこと。

 森前会長の女性蔑視発言の際には擁護していた橋本聖子会長も丸川珠代五輪相も、さすがに今回は、「発言は大変不適切で遺憾」(橋本)、「あってはならない」(丸川)と、厳しい態度を見せざるを得なかった。

 森発言によって“ジェンダー後進国”を世界に知らしめた東京五輪に対し、海外メディアは今回も冷ややかに反応した。米ブルームバーグ通信は「国民の支持が低いゲームへのもう一つの打撃」、仏AFP通信は「これは新たな頭痛の種だ」、米ウォールストリート・ジャーナルは「性差別的な発言による組織委会長の辞任に続き、大会4カ月前に不確実性を追加した」と報じた。

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