東京五輪不参加の北朝鮮 金正恩は菅政権に見切りつけた?

公開日: 更新日:

 福田赳夫元首相の秘書を務めた中原義正氏はこう見る。

「欧米をはじめとする世界各国で新型コロナの感染が収束しないことや、ワクチン接種すら遅れている日本国内の感染状況を懸念したのでしょうが、政治判断という見方をすれば、菅政権に見切りをつけたということ。唐突感のある『子ども庁』の新設など、もはや政権維持のためになりふり構わない状況に陥っている菅政権をみて、長くないと判断した。そんな中で、仮に北が五輪に参加し、要人が菅政権と接触すれば、それこそ大きく取り上げられて政権浮揚のアピールに利用されかねない。北にとっては選手を新型コロナに感染させかねないリスクに加え、終わりが見えている菅政権と接触するメリットはないと考えても不思議ではありません」

 新型コロナが感染拡大する中、強行開催に向かう東京五輪。どんな意図があるのかはともかく、不参加を決めた北朝鮮の決断は当然ではないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」