大谷と本塁打王争いのライバル マルティネスは馬車馬並み
エンゼルス大谷翔平(26)が日本時間15日、敵地ボストンでのレッドソックス戦に「2番・DH」で出場。六回の第3打席で、カウント1―1からの変化球を捉えてグリーンモンスター(左翼席)に叩き込む11号ソロ本塁打を放った。
相手の主砲はJ.D.マルティネス外野手兼DH(33)。今季は開幕から好調で、一時は大谷とともに本塁打数でメジャートップを分け合った。この試合の前まででも、ともに10本で11本のインディアンス・ラミレスに次いでリーグ2位タイに付けている。
マルティネスは2018年に打点王(130)を獲得している他、各ポジションごとに優れた打者を選出するシルバースラッガー賞を2度(15、18年)受賞。18年には史上初めて外野手、DHの2部門で選出された。
メジャーを代表する強打者のひとりであるマルティネスは、大谷のように全試合出場ではないものの、今季はワークホースぶりを発揮している。ここまで39試合のうちチームトップタイの37試合に出場。欠場2試合のうちの1試合は4月11日に風邪の症状を訴えてMLBの新型コロナウイルス規定に抵触し、今季特設されたコロナ負傷者リスト(IL)に入ったためだ。その後の検査で陰性が確認されたため、翌12日のオリオールズ戦で復帰し、いきなり3本塁打を放った。