G小林にトレード再燃 デラロサ登録抹消で1軍昇格の“真意”

公開日: 更新日:

 エース菅野、今村を欠く先発陣は、戸郷やサンチェスが中4日で登板しないといけないほど駒が足りない。ここのところは5回も持たないことが多く、リリーフ陣に負担をかけている。高橋氏が続ける。

「デラロサ抹消で九回を任せる投手に頭を悩ませることが分かっていながら、原監督はこの日も初勝利を狙った先発・横川を3回2失点で降ろしてしまった。そのため、先発登板から中3日で中継ぎとして1回と3分の2を前日に投げた畠が連投するはめになったのです。鍵谷、高梨、中川といった勝ちパターンのリリーフ陣も疲れが見えます」

 そんな中、小林が昇格した。さる球界関係者がこう言った。

「相変わらずトレードの噂が絶えないだけに、突然の昇格は、他球団に向けた『見本市』と見る向きもある。ただ、巨人の支配下の捕手は現在6人。三軍制を敷いている球団で6人はギリギリの人数とされる。それでも育成の捕手が3人在籍しているため、三軍の試合は賄える。小林をトレードに出して捕手を5人に減らす“禁じ手”を使ってでも、先発、リリーフを問わず、実績のある投手が欲しいところでしょう」

 球界随一の鉄砲肩を誇り、他球団垂涎の小林が交換要員なら、主力クラスの投手が取れるかもしれないが、小林はこの日、出番はなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  5. 5

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  1. 6

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  2. 7

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  3. 8

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  4. 9

    朗希の“歯車”は「開幕前からズレていた説」急浮上…メジャー挑戦どころじゃない深刻事態

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方