慶大34年ぶりVの立役者・正木は広島・鈴木誠也の後釜候補

公開日: 更新日:

 これで、ドラフト1位指名は決まったも同然か。

 13日、全日本大学野球選手権の決勝が行われ、慶大が34年ぶりの優勝を手にした。中でも活躍したのが、プロ注目の正木智也(4年)だ。先制本塁打と決勝タイムリーを放った前日の準決勝に続き、この日も初回の先制2ランを含む5打数3安打。試合後は「(本塁打の)感触は完璧でした」と笑顔を見せた。

【写真】この記事の関連写真を見る(11枚)

 慶応高では通算50本を打つなど、かねてプロの評価は高い。今秋ドラフトの目玉のひとりと言われており、「即戦力野手」というくくりにおいてはほぼ一本かぶりだ。

 そんな正木を12球団で最も高く評価しているのが広島ではないか。苑田スカウト部長は以前から「打球音が違う。今は各球団にいい左腕がいるから、右の長距離砲は魅力」と絶賛。13日付のスポーツ報知には、「今すぐにでもウチに来てほしい」とコメントしているほどだ。

 広島は2016~18年にリーグ3連覇した勢いはどこへやら、もっかセ・リーグ最下位に転落した。正木にすがりたい気持ちはわかるものの、将来的にも「右の大砲」の補充は不可欠だ。

 なにせ4番を打つ鈴木誠也は早ければ今オフにもポスティング制度を利用してのメジャー移籍が囁かれている。それでなくとも順調なら来季中に国内FA権、23年には海外FA権を取得する。いざ、その時になって後釜不在というわけにはいかない。

 正木は現在は一塁を守っているが、もともとは外野手。2年秋、3年秋は六大学野球リーグで外野手のベストナインに選ばれている。

 来年は真っ赤なユニホームに身を包んでいるかもしれない。

広島スカウト部長「今すぐにでもウチに来て」

 そんな正木を12球団で最も高く評価しているのが広島ではないか。苑田スカウト部長は以前から「打球音が違う。今は各球団にいい左腕がいるから、右の長距離砲は魅力」と絶賛。13日付のスポーツ報知には、「今すぐにでもウチに来てほしい」とコメントしているほどだ。

 広島は2016~18年にリーグ3連覇した勢いはどこへやら、もっかセ・リーグ最下位に転落した。正木にすがりたい気持ちはわかるものの、将来的にも「右の大砲」の補充は不可欠だ。

 なにせ4番を打つ鈴木誠也は早ければ今オフにもポスティング制度を利用してのメジャー移籍が囁かれている。それでなくとも順調なら来季中に国内FA権、23年には海外FA権を取得する。いざ、その時になって後釜不在というわけにはいかない。

 正木は現在は一塁を守っているが、もともとは外野手。2年秋、3年秋は六大学野球リーグで外野手のベストナインに選ばれている。

 来年は真っ赤なユニホームに身を包んでいるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”