まん延防止延長も“五輪貴族”は例外てんこ盛り 組織委はムチャ要求にNOを言えるのか

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「ホテル代はIOC持ちでも、丸一日、運転手や世話係がつくのは毎回のことです。今回、写真誌が狙っているのは五輪貴族用のVIPラウンジでしょう。批判が多く、五輪会場内での酒の販売や提供を取りやめ、持ち込みも禁止された。組織委の橋本会長はVIPラウンジも例外ではないと言ったが、J.コーツ調整委員長に象徴されるように、IOC幹部は特権意識が強い。『酒はNO』に黙って従いますかね」

 そういえば、女性蔑視発言で辞任に追い込まれた組織委の森前会長が、「期間中は同じ人が毎晩パーティーばかりやっている」と五輪貴族を批判していたことは記憶に新しい。

「IOC幹部は、VIPラウンジで酒を飲みながら五輪を見るのが何より楽しみという連中がほとんどですからね。組織委はここまでIOCの言いなりできた。例えば、開幕前に『選手村は酒の持ち込みOKだ。ラウンジにも酒を用意しろ』と言われた時、『規則ですからダメです』と、ピシャリとはねつけられるとは思えませんね」(前出の元幹部)

 国民の“マグマ”が噴き出すか。

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