五輪開会式直前に演出の小林賢太郎氏がクビに…やはり抜擢は“クリエイターの天皇”人脈だった
<どんな創造的なことであっても、ナチスの虐殺の犠牲者をあざける権利は誰にもない>
いよいよ明日に迫った東京オリンピックだが、またもや開閉会式に携わるクリエイターが、過去の問題によって解任された。ミュージシャン・小山田圭吾氏(52)、絵本作家・のぶみ氏(43)と、東京オリンピック・パラリンピック関連イベントにかかわるクリエイターの辞任が相次いでいる。
開会式前日に解任されたのは、開閉会式のショーディレクターを務める元ラーメンズの小林賢太郎氏(48)。コンビ時代にユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をパロディーにしたと見られるコントについて、米国ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が、21日に非難する声明を発表した。
「ラーメンズは小林と多摩美術大学版画科の同級生だった片桐仁氏が結成。熱狂的なファンが多いコンビでした。2009年ごろには実質的な活動を休止していて、昨年、小林氏の芸能界引退によって活動が終了しました。問題のコントは、98年発売されたライブビデオに収録され、NHK教育テレビ(現・Eテレ)の子ども向け番組『できるかな』のパロディーの中で、<ユダヤ人大量虐殺ごっこやろうというときのな>というセリフが使われ、これがホロコーストいじりをしていると指摘されていました」(スポーツ紙記者)