門馬監督が東海大相模を去る「本当の理由」 センバツV校が17人集団感染で無念の出場辞退

公開日: 更新日:

 今春のセンバツで優勝した東海大相模は、登録メンバー17人が新型コロナウイルスに感染し、24日の神奈川大会への出場を辞退した。予定されていた藤沢翔陵との準々決勝は不戦敗。史上8校目の甲子園春夏連覇は途絶えた。今夏限りで退任することを表明していた門馬敬治監督(51)は、思わぬ形でタテジマのユニホームを脱ぐことになった。近年は重度の首痛に悩まされ、心臓に持病も抱えており、突然の退任は「体調面が理由」としていた。しかし、東海大相模の有力OBは「首が痛いのは事実ですが、辞める理由ではありません」と声を潜めてこう続ける。

「17年に東海大相模に赴任し、昨年春に土井崇司氏(61)が校長に就任して、野球部を取り巻く環境は一変しました。ラグビー界では知られた名将で、大阪の東海大仰星(現・東海大大阪仰星)で監督、総監督として日本一3度。東海大相模に赴任して以来、大阪の自宅に選手を泊まらせて東海大仰星の練習に参加させるなど、ラグビー部を強化してきた。花園予選の県大会決勝では、全国制覇した桐蔭学園と17-19。関東ブロック代表として出場した花園のスタンドにも駆け付けていました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド