海外メディアによる酷暑報道 東京が「快適」なんて言ったのはどこのどいつだ

公開日: 更新日:

 海外メディアによる東京の暑さ報道が後を絶たない。

「日刊スポーツ」(電子版)によれば28日、テニス会場である有明テニスの森公園は気温33度、湿度80%。コート上は60度近かったという。

 そんな中、「東京五輪の組織委員会は天気について嘘をついていたかもしれない」という見出しの特集を掲載したのが26日付「ディザレット・ニューズ」(電子版)だ。

 このユタ州ソルトレークシティーの新聞の記事は、東京の暑さを科学的に検証しているわけでも、アスリートに及ぼす影響をだれかに取材しているわけでもない。各メディアの記事を列挙することで、組織委がいかにいい加減なことを言って五輪を招致したかを浮き彫りにしている。

「東京はうだるような暑さ」(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション紙)

「この湿度は耐えられない。暑さと湿気のためハードコートに熱がこもってしまうんだ」と、CNNにコメントしたのは男子テニス世界ランキング1位のジョコビッチ。

「この暑さをしのぐために、組織委員会は試合開始を早めたり、試合中の選手に長いブレークタイムを与えなければならなかった。選手はスラッシー(粉末を水に溶かしてクラッシュアイスを混ぜた飲み物)を飲んだり、可能な範囲で氷入りのベストを着用して涼しさをキープするしかない」(ウォールストリート・ジャーナル紙)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド