日本サッカー協会100周年式典で釜本邦茂氏「ゴールを貪欲に目指せ」と喝!
1921年に創立されたJFA(日本サッカー協会)「100周年セレブレーション」が10日、千葉で行われた。
68年メキシコ五輪銅メダル以降、低迷期に入った日本サッカーは「デルトマケ協会と陰口をたたかれた」(JFA田嶋会長)時期もあった。それでも98年仏大会からW杯6大会連続出場。W杯常連国の仲間入りを果たした。が、最高位はベスト16止まり。カタールW杯最終予選の初戦ではオマーンに不覚を取った。
セレブレーションに招かれたメキシコ五輪得点王・釜本邦茂氏は、壇上でこう一席ぶった。
「先人の努力に敬意を表しながら、勝つためには何が必要か、次の100年もしっかりと考えていきたい。でも、答えは簡単。勝つためにはゴールを決めればいい。どうすれば決められるか。これを貪欲に追い求めて欲しい。7日に(W杯最終予選)中国戦を深夜にテレビで見ながら『面白くない。これなら見なくてもよかった』と思ってしまった。同じ思いをサッカーファンにさせてはいけない。ゴールを決めて試合に勝ち、見る人を魅了するプレーをやる。これからも日本サッカー強化のために喝を入れたい」
頼もしい限りである。