ドラフト直前にスカウト“駆け込み視察” 12球団が頭を悩ませる「大学生の評価」
4日、阪神大学野球リーグの関西国際大対大阪体育大戦に、12球団40人以上のスカウトが大挙。ヤクルト小川GMら幹部クラスも訪れ、ドラフト上位候補の関西国際大・翁田大勢(4年)投手に熱視線を送った。
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昨年の目玉候補だった佐藤輝明(近大→阪神)の関西学生秋季リーグ初戦(9月)は12球団23人。これを上回る大人数が集まったのは、何も佐藤輝以上の逸材がいるからではない。1日に緊急事態宣言が解除されたことで、スカウトの阪神リーグ視察が今年初めて解禁されたからだ。
コロナの感染拡大により、スカウト活動は制約を受けている。
高校生は、進路決定に配慮する高野連の方針で、無観客試合でも1球団2~3人の視察を許可した。
一方の大学生は、大学や各連盟の厳重なコロナ対策により、練習や試合の視察がかなわなかったケースもある。