マリナーズ菊池雄星のFAには仰天…今後が心配になった根拠
マリナーズの菊池雄星(30)が来季の選択権を行使せず、FAになるニュースには仰天した。
行使すれば、1年契約ながら来季は約14億8000万円の年俸が手に入る。しかし、それをせずに、新たな契約を求めて市場に出る道を選択したということだ。
潜在能力はメジャーでもトップクラス。左腕から150キロ台後半のストレートを投げ、スライダーなどの変化球もキレがある。「ドラフト1巡目、全体で5番目くらいに指名される力がある」という同僚もいる。
課題は精神面。良いときは手が付けられないのに、つまずくと腕が振れなくなる。気持ちが弱いのだ。今季は球宴に選出されながら、後半戦は不調でシーズン終盤には先発ローテーションから外れた。
このままマリナーズに残ったとしても来季、先発ができる保証はどこにもない。それで新天地を模索しているのかもしれない。
環境が変われば、別人のような投球をする選手も中にはいる。ポテンシャルが高いだけに、大化けの可能性もあるとはいえ、いまの菊池に年間15億円近い、あるいはそれ以上の金額を投資する球団が出てくる保証はどこにもない。だからこそわたしは驚いたし、米メディアのサイトにも「サプライズ」という単語があふれている。