カーリング女子五輪最終予選ロコ・ソラーレ連勝発進 北京切符はスキップ藤沢の“美声”次第
会場内の成人向け企業広告が問題になっているカーリング男女の北京五輪最終予選(オランダ・レーワルデン)が日本時間11日に開幕した。
平昌五輪女子銅メダルで2大会連続出場を目指すロコ・ソラーレは同日、初戦のイタリアに11-6で勝利、その後ドイツにも7-6で競り勝ち、連勝で好スタートを切った。
今大会は出場9チームが1回戦総当たりのグループステージを戦い、1位が出場権を獲得。2~4位の3チームがプレーオフ(PО)に進み、残りの2枠を決める。
PОまでもつれれば、最大10連戦の長丁場となる。心身ともにシビアな戦いとなるが、ロコ・ソラーレの出場権獲得はスキップ藤沢五月(30)が美声を保てるかにもかかっている。
司令塔の役割を担う藤沢は試合中、ほぼ休みなく声を張り上げてチームメートに指示を出している。平昌五輪ではストーンの位置を確認する際に発する「そだねー」が話題となり、新語・流行語大賞に選ばれた。
藤沢は喉が強い方ではないのか、声をからすことも珍しくない。試合終盤には離れた位置にいる選手に指示が伝わらないこともあった。試合後の会見では声が出ず、同席したチームメートが代わって記者の質問に受け答えしたこともあったほどだ。
三十路を迎えたスキッパーは、以前のように声が通りにくくなったこともあり、これまで以上に声を張り上げる必要があるため、喉に負担がかかるのは必至だ。勝負どころで声が出ず、同僚と意思の疎通が図れなければ、ショットが乱れかねない。代名詞である「そだねー」は極力、控えた方がよさそうだ。