広島“複数年契約ラッシュ”の不安…ビッグボス、ノムさんは「百害あって一利なし」と警告
ここで不気味に響くのが、日本ハムの新庄剛志監督(49)の言葉だ。
「言い忘れてました! 球団からは10年契約を結んでほしいと言われていたんだけど、僕1年契約ずつなんで。複数年契約をすると甘えが出てくるので、いいものはひとつもないんですよ」
監督就任会見が終わって会場を出たあと、再び姿を見せて放った言葉だった。それだけどうしても伝えたいことだったのかもしれない。
これは、恩師の野村克也監督の持論でもあり、生前は「複数年契約は百害あって一利なし。成績が良くても悪くても、給料が保証される。だったら、一生懸命やらずに、手を抜いたろ、と思うのが人間の弱さ。チームにとっても、選手にとっても、ロクなことにならない」と常々言っていた。
ビッグボスの“警告”にドキッとした選手は少なくないはずだ。