大坂なおみ「日清食品」契約解除でもビクともせず 逆に国内外企業の争奪戦に発展必至
メンタルヘルスを理由に戦列を離れていた女子テニス元世界ランキング1位の大坂なおみ(24=現13位)が日本時間4日、連覇がかかる全豪オープン(17日開幕)前哨戦のメルボルン・サマー・セット1で復帰。第1シードに入り、1回戦で世界61位のアリーゼ・コルネ(31=フランス)と対戦する。
大坂を巡っては昨年末の27日、2012年から所属した日清食品から契約を解除された。長らく、同社のロゴが入ったウエアを着用するなど、広告塔を務めてきたが、今月1日からはフリーとして活動している。
大坂にとってはメインスポンサーの1社を失ったとはいえ、それほど痛手ではないだろう。昨年6月の米経済紙フォーブスの記事によれば、年間の総収入は6000万ドル(約69億円)。一昨年には3740万ドル(約43億円)で元世界女王のマリア・シャラポワを抜いて女性アスリート史上最高額を更新してもいる。大坂は20社以上とスポンサー契約を交わしており、広告収入だけで5500万ドル(約63億円)に上るという。
今回、日清食品から離れたことで、国内外の企業が多様性の象徴的存在である大坂に関心を示すのは必至。
今後はメインスポンサーの座を巡って国内外の企業による争奪戦に発展しそうだ。