<13>年越しを肌で感じた「緑のたぬき」スピードスケートに正月休みなし!
明けましておめでとうございます! 昨年から始まった連載ですが、2022年もよろしくお願いします。
今年は北京五輪も控え、メダルラッシュが期待できるスピードスケートも盛り上がりを見せてきた。各種目の代表が内定したのは去年の大晦日。スピードスケーターをはじめとするウインタースポーツの選手にとって、お正月はシーズンの真っ最中だ。親元を離れて山梨で生活していた私も現役時代はいわゆる「正月気分」を肌で感じたことは少なかった。
富士急では富士吉田市で年越し合宿をするのが恒例。「滑り納め」は12月31日、「滑り初め」は元日の朝7時。NHKの「ゆく年くる年」で除夜の鐘を聞き、友人とメールのやりとりをしたらすぐに就寝。夜中に外出して飲み歩くわけにもいかないので、宿舎のビジネスホテルで食べる「緑のたぬき」が私の年越し蕎麦だった。
とはいえ、富士急のリンクからは富士山が大きく見えて何よりもおめでたい。富士山に向かってみんなで横一列に並び、「今年もよろしくお願いします!」と言って滑るのがお決まりだった。