オミクロン株大流行で国内スポーツ界は崩壊寸前…アマ競技にもクラスターで続々大会中止
■講道館杯は中止、センバツは…
柔道では今月17、18日に行う予定だった講道館杯が中止になった。所属先や練習拠点での感染者が急増。チーム自体が活動中止になるなど、とても大会を開く状況ではなくなった。
「新型コロナウイルス感染の再拡大を受け、講道館杯をはじめとする主催大会の計画に影響が出ております。当連盟といたしましては、引き続き政府や自治体の方針に基づき安全面を最優先に事業を続けるとともに、当連盟の新型コロナウイルス感染症対策委員会を中心に、安全な競技活動のための指針の適時アップロードや情報発信を行ってまいります」(全日本柔道連盟企画課)
高校野球の春のセンバツ(3月18日開幕)の開催にも影響が出るかもしれない。本来は同11日に抽選会を行う予定だったが、同4日に前倒し。大会まで時間の余裕を持たせることで、有事の際に対応しやすくするためだ。
高野連の小倉事務局長は本紙の取材に、「現在、センバツにおけるコロナ対策に関しましては、専門家の先生方を交え、感染状況や政府、甲子園球場がある兵庫県の指針を踏まえながら検討しております。一昨年は中止、昨年は何とか開催することができました。これまでの経験から、どういう形で開催できるのか、あらゆる状況を想定しながら、準備を進めていきます」とした上で、「観客数や開会式の開催方法などは、コロナの状況や兵庫県の指針に応じて決定する形になります。それ以外にも、コロナ以前であればすでに決定している事項を決められないことは、なかなか難しいところではあります」と話した。