ソフトバンクに帰ってきたナイスガイ! 出戻り苦労人右腕レイが好投し今季初勝利
7日、打のヒーロー松田と並んでお立ち台に立ったのが、助っ人のコリン・レイ(31)だ。
昨年7月以来となる本拠地のマウンドに立つと、6回と2/3を3失点。今季初勝利を手にした。
レイは昨年1月に入団。コロナ禍で来日が遅れたこともあって4月下旬に来日すると、前半戦6試合で3勝1敗、防御率2.03の好成績を残した。
しかし、東京五輪のシーズン中断中に米国に戻ると、夫人が早産で出産。自分ひとり日本に戻るわけにもいかず、球団と相談した上で泣く泣く退団。その後はブルワーズに所属したが、1試合に登板したのみでFAとなった。
「そうした事情があったからこそ、ソフトバンクも“出戻り”を快諾し、再契約に至った。もともと2016年にパドレスで5勝したように、力のある投手。仮に昨季、レイが退団せず1年通してローテを守ってくれていたら、優勝とは言わずともBクラス4位の憂き目はなかったかもしれない。それくらい、球団からも期待されていましたからね。メジャーでもトレード直後に故障し、元の球団に返却トレードされた経験もある苦労人。間違いなく、日本に合う性格です」(球団OB)
お立ち台では「みんなの前でしっかり投げることができた。チームも勝った。それが一番良かった」と笑顔。年俸1億円+出来高の1年契約だが、決して高い買い物ではなさそうだ。