エンゼルス大谷「ウイルス性胃腸炎」で降板8敗目…軽症アピールも孤軍奮闘の疲れは明らか
二刀流がついにパンクした。
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間22日のタイガース戦に「3番・DH」で先発登板し、4回を1本塁打含む5安打3失点。「ウイルス性胃腸炎」により、五回の第3打席で代打を送られ、8敗目(10勝)を喫した。
大谷は初回、自身が許した中では最長となる136.5メートルの先頭打者弾を浴びるなど、本調子から程遠かった。直球、変化球ともイマイチで、最速は158.5キロ止まり。奪三振はわずか2個で、与四球4個は今季ワーストだった。
試合後、疲れ切った表情で会見に応じた大谷は朝から胃の調子がおかしかったと明かし、「投げるのは決まっていたので体調の良しあしに関係なく登板するつもりではいました。直前だったのでいくしか……」と話した。
球団はウイルス性胃腸炎と発表したが、本人は「ウイルスではないかなと思うので、単純な疲れなのか。戻してはいないので、大丈夫かなと思いますけど」と軽症をアピールした。
大谷は開幕から二刀流として投打にわたってチームを牽引。チームが低迷する中、孤軍奮闘を続け、7月中旬以降は移籍騒動にも巻き込まれた。グラウンド内外でのストレスが二刀流の胃をむしばんだのかもしれない。