U18W杯で浅野翔吾ケガ、12球団冷や汗も…現地で唯一密着の巨人スカウトにホゾを噛む

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 ただ、「現地へ行くことのメリットは大きい」と別の球団のスカウトがこう言った。

巨人は昨年のドラフト6位で明徳義塾のエース・代木を指名したことで明徳とのつながりができた。同校の監督でもある日本代表・馬淵監督の話相手になっているともっぱらです。スカウトと選手は禁止されているけど、スカウトと監督の接触はルール上問題ない。現地に日本球団のスカウトが1人しかいないなら、馬淵監督から情報を聞きたい放題。浅野のことはもちろん、ドラフト候補の他の代表選手の話だって聞けるでしょう。現地に行けば、普段は見ることができない選手同士がコミュニケーションを取る様子を観察できる。リーダーシップの有無など、選手の個々の性格や人間性が垣間見えたりする。今回の浅野のケガにしても、密着している巨人だけが本当の状態をつかめるかもしれない。カネと人員が豊富な巨人だからできることです」

 来月のドラフト会議で1位で競合すれば、抽選になる。スカウトが密着したところで、クジを外せば終わりだが、今はドラフト候補のどんな情報でも欲しい時期でもある。海の向こうで独占状態の巨人に、ホゾを噛む球団は少なくない。

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