巨人が1位指名“公表”浅野翔吾の意外なキズ 68本塁打の潜在能力に加え性格もピカイチなのに
すでに巨人が1位指名を“公表”している高松商の浅野。面談した10球団のスカウトたちは、高校通算68本塁打のポテンシャルに加えて、だれにでも好かれる性格やその人間性をベタボメしている。
自分を指名してくれた球団で全力を尽くしたいという12球団OKのスタンスも多くのプロ球団の共感を呼んでいるものの、「木製バットへの対応がスムーズのうえ、足が速くて、肩も強い。外野手としての資質は申し分ないんだけど、その外野守備でちょっと引っ掛かる点があったのです」と、セ・リーグのスカウトがこう続ける。
「今夏の甲子園で走者が一、二塁、浅野が中堅を守っていたときのことです。左中間に飛んだ安打を処理した際、三塁への送球を見て、思わずクビをひねってしまった。二塁走者の生還は仕方ないとしても、一塁走者の三進は何としても食い止めたい場面。肩が強いと聞いていただけに矢のような送球を期待したのですが、山なりというか、気の入っていないスローイングだったのです。そんなシーンが、僕が見ているだけでも2度ほどあった。強肩でガッツもある選手と評判ですけど、肝心な場面でフッと気を抜くようなところがあるのは、ちょっと心配ですね」